昨日のイベントで、かわいい小学生からお手紙をいただきました。
とーっても嬉しいです。
ありがとうございます。私も好き💖
こういうお仕事をしていることで、
今のようなメール全盛の世の中でも
リアルな手書きのお手紙をもらうことが多く、
毎回心がホカホカ…本当にありがたいことです。
またひとつ家宝が増えました。
お手紙でいつも思い出すのはA子ちゃんのこと。もう二十数年前の話です。
A子ちゃんは、昔、私が小学校2年生を担任していたときの隣のクラスの子です。
↑小学校2年生の国語で扱う教材です。
このお話を勉強したあと「好きな人にお手紙を書いてみましょう!」と授業でお手紙を書きます。
うちのクラスの子どもたちもそれぞれ好きな人にお手紙を書きました。
隣のクラスの子どもたちもお手紙を書きました。
A子ちゃんは私にお手紙を書いてくれました。
「いつもピアノを弾いてくれてありがとう。先生好き💖」って。
学年で歌の練習をするときは私がいつもピアノを弾く係だったからです。
嬉しかったのでお返事を書きました。
またA子ちゃんがお手紙をくれました。
そして、2年生が終わるまでの間、A子ちゃんと文通する感じになりました。
A子ちゃんは学年の先生たちの印象ではちょっと意地悪キャラでした。
…が、お手紙を交換しているうちに、
・弟がまだ赤ちゃんでお母さんを取られた気持ちで寂しいこと
・勉強や運動が苦手でコンプレックスがあること
がわかり、お手紙の中で共感したり、励ましたり、
A子ちゃんの学校生活でのよかったことをほめたりしていく中で、
優しいA子ちゃんに変化していきました。
3年生に上がるときには、周りの先生も驚くほどの変化でした。
もちろんお手紙効果で、漢字も覚え、字もきれいになりました。
これ、私がすごいのではなく、これは、私とA子ちゃんの距離感がよかったからかなと思っています。
お母さんでもなく、担任の先生でもない、近すぎず遠すぎずの関係だから、
そこにお手紙という直接面と向かわない方法だったから、A子ちゃんもいろいろ話せたのかなーと。
だから、こういう、近すぎず遠すぎない温かい人間関係ってとっても大事だと思っていて、
今は、ただ音楽を仕事にするだけでなく、
こういう人間関係を音楽で作ってコミュニケーションしていくことを
仕事として大切にしたいなと日々いろんなことに取り組んでいます。
音楽のあるサードプレイス(第三の居場所)をたくさん作って、そこで楽しい音楽をやっていくことで、
豊かに暮らせたり、助けられる人がたくさんいると思うんですね。
実際、私自身もそれに助けられているし。
そんなわけで、これからも昭和の小さな居酒屋のような、
温かく絶妙な距離の音の居酒屋をあちこちで続けていきます。
よかったら、ドラムサークルやカホン部、各種レッスンなどに遊びに来てくださいね(^人^)
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